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【3月の奈良でおすすめのイベント】東大寺二月堂の修二会についてご紹介!

ブロガーのぐちを(@guchiwo583)です。

2018年3月上旬から約2週間ほど友人のゲストハウスを手伝うため、奈良を訪れてました。

桜のシーズンが始まる前でゲストハウスの仕事もそれほど忙しくなく、比較的余裕を持った一日一日を過ごすことができましたね。

割と時間はあったので、仕事の合間に街歩きをしたり催し物を見に行ったりして、結果的に2週間の滞在中、「修二会」と「鹿寄せ」の2つの催し物を見ることができました。

今回はそのうちの修二会について紹介したいと思います。

 

修二会とは?

修二会(しゅにえ)は日本の仏教寺院で行われる法会のひとつで、修正会(しゅしょうえ)とも呼ばれる

奈良時代に主要な寺で始まり、光明皇后の役所も兼ねた宮殿紫微中台でも行われ、平安時代984年には修二会が山里の村々の寺の重要な行事として、造花を飾り香を焚き仏前を飾り祈っていた『三宝絵詞』の記録がある。その後も日本全国の寺でさまざまな形式で修二会や修正会は行われているが、奈良の古寺で行われるものが著名で、特に東大寺二月堂の修二会は「お水取り」の通称で知られる。

引用:Wikipedia – 修二会

Wikipediaだと難しくこう書かれてますけど、ようは仏教の祭りです。

修二会の行事は今回紹介する奈良の東大寺のものの他、同じ奈良の薬師寺新薬師寺法隆寺でも行われているそうですよ。

 

東大寺二月堂の修二会について

東大寺は奈良の大仏で有名なお寺でして、その東側にある二月堂と呼ばれるお堂が修二会の舞台となります。

修二会の行事の1つであるお松明が行われる直前の二月堂。

「お水取り」として知られている東大寺の修二会は、十一面悔過法(じゅういちめんけかほう)だが、8世紀半ばからの悔過作法だけでなくその後に古密教や神道や修験道民間習俗や外来の要素まで加えて大規模で多面的なものとして行われている

引用:Wikipedia – 修二会

 

「十一面悔過法って何だよ!?」

 

と思ったのでググってみたら悔過とは懺悔の意に近いもので、すなわち私たちが日常犯している過ちを東大寺二月堂のご本尊である十一面観音菩薩の前で懺悔する行いのことをそう呼ぶらしい。

ありがたやー。

そしてその十一面悔過法が歴史を経て神道や民間習俗といった本来仏教とは関係のないものと掛け合わさって現代にまで至っているようです。

そしてなんと東大寺二月堂の修二会は西暦752年以来1260年以上も途絶えることなく続いている!

未だかつて途絶えたことがないため、修二会は不退の行法」とも呼ばれるそうです。

何というか端的にカッコいい行事ですね…

ついでに気になったので十一面観音菩薩についても調べてみました。

十一面観音(じゅういちめんかんのん)は、仏教の信仰対象である菩薩の一尊。観音菩薩の変化身(へんげしん)の1つであり、六観音の1つでもある。頭部に11の顔を持つ菩薩である

密教系の尊格であるが、雑密の伝来とともに奈良時代から信仰を集め、病気治癒などの現世利益を祈願して十一面観音像が多く祀られた。観音菩薩の中では聖観音に次いで造像は多く、救済の観点からも千手観音と並んで観世音菩薩の変化身の中では人気が高かった。

引用:Wikipedia – 十一面観音

なるほど。

ということは奈良には十一面観音菩薩がたくさんいらっしゃるということなのでしょうか?

僕は日本史選択ではなく世界史選択だった人間なのであまりその辺のことは詳しくないので…

(いやてかそもそも高校の日本史に十一面観音菩薩なんて出てくるのか?笑)

話題を二月堂の十一面悔過法に戻すと…

その本行は、かつては旧暦2月1日から15日まで行われてきたが、今日では新暦の3月1日から14日までの2週間行われる。二月堂の本尊十一面観音に、練行衆と呼ばれる精進潔斎した行者がみずからの過去の罪障を懺悔し、その功徳により興隆仏法、天下泰安、万民豊楽、五穀豊穣などを祈る法要行事が主体である。

引用:Wikipedia – 修二会

旧暦に即した行事であるため3月開催にも関わらず二月堂で行われるわけです。

そんな東大寺二月堂の修二会は大きく分けて2つの催し物を観光客は見ることができます。

1つはお松明、そしてもう1つはお水取り。

 

お松明とは

お松明は修二会期間中の夜、連日行われる催し物で、大きな松明を持った童子が東大寺二月堂の舞台で松明を振り回し、観客を楽しませます。

松明は「上堂の松明」といわれ、本来は、初夜の行を始めるために練行衆が登廊を登るときに道明かりとして焚かれるもので、室町時代の絵では50cmくらいのいまのチョロ松明程度のものであるが、江戸時代に徐々に大きくなり童子に寺から禁制が出されたが童子が見せ場を願い、そのまま今のように巨大化し演じるようになる。一人の童子が松明をかざして、後に一人の練行衆が続き、入堂された後に、その松明を舞台(欄干)に回り、火を振り回すのである。

引用:Wikipedia – 修二会

 

参考までにYoutubeの動画を貼っておきますね。

 

特に12日は一際大きい籠松明が登場するため、この日は大変な人手となるので注意が必要です。

 

お松明の写真を紹介!

僕は3月13日と14日に行われたお松明を見に行きました。

シャッター厳禁でしかも三脚使用不可であったため、手振れが心配でしたが何とか撮影することができた感じです。

時間が取れず、12日の籠松明を見に行けなかったのは悔いが残ります…

 

2018年3月13日のお松明

 

13日は計10本のお松明が順番に登場しました。

お松明はまず、二月堂北側の階段を上がり、その後舞台の北側→舞台の南側の順番で移動します。

そして舞台の北側から南側へは走って一気に移動します。

舞台の南側に到着したお松明は、回転によって一気に火の粉をまき散らし、鎮火。

10本のお松明が登場し、鎮火するまではおよそ20分の出来事です。

2018年3月14日のお松明(最終日)

 

14日最終日のお松明は10本の松明が同時に登場しました。

舞台の南側から北側まで連続して掲げられるお松明は圧巻でしたね。

木造のお堂が今にも燃え出してしまいそうな勢い。

なぜ燃えないのか不思議です。

そして最後は一気に火の粉をまき散らし、全ての松明が鎮火します。

最終日のお松明は僅か10分ほどで終了してしまうが、大迫力で必見です。

 

お水取りとは

修二会の行事そのものが「お水取り」として全国的に知られていますが、お水取りそのものは3月13日の午前1時半頃から行われる行事を指します。

複数の修行僧が松明に照らされながら二月堂南側の石段を下りて閼伽井屋(あかいや)と呼ばれる建物の中にある井戸へ赴き、そこの水(香水)を汲み、十一面観音菩薩にお供えをするという内容。

大勢の参拝者の見守る中、雅楽も奏され、おごそかに行列が進む。途中小さな神社に立ち寄り法要を営んでから、咒師と堂童子と駆士と数人の童子が閼伽井屋に入り香水をくむ。他の5人の練行衆は入口を警備する。香水は閼伽桶とよばれる桶に入れられ榊を飾った担い台に載せられ内陣に運ばれる。香水は須弥壇下の香水壺に蓄えられ、本尊に供えられたり、供花の水として用いられたりする。

引用:Wikipedia – 修二会

お松明のド派手なパフォーマンスとは一転し、こちらはとても厳かな儀式ですね。

深夜の開始ともあって大混雑はしませんが、それでも昔と比べればお水取りを見に訪れる観光客は外国人を含めて増えているそうです。

 

お水取りの写真も紹介!

3月12日の夜10時過ぎにゲストハウスを抜け出してお水取りを見てきました。

その日はとても寒く、2時間以上も外で待つ羽目になりましたが、おかげで絶好の位置からお水取りの一連の流れを見ることができましたね。

午前1時過ぎに当たりの照明が全て消され、階段の横で松明がたかれるといよいよお水取りが始まります。

 

二月堂上部からお水取りの一行が階段をゆっくり降りてきます。

途中の小さな神社でお祈りを捧げ、一行は閼伽井屋の前で立ち止まると、いよいよ水汲みの儀式の始まりです。

閼伽井屋に到着すると咒師、堂童子が中に入り水をくみます。

これが二荷ずつ、閼伽井屋と二月堂の間を三往復します。

水汲みの一部始終は松明の明かりも届かず、写真に収めることはできませんでした。

ですが、水汲みが済み二月堂へ戻る際の写真を辛うじて収めることができました。

深夜1時まで粘った甲斐は十分にあったと思います。

 

東大寺二月堂修二会の日程

東大寺二月堂の修二会は毎年3月1日から14日まで行われます。

例年、開催日程や時間は同じです。

また、延期という概念は存在しないため、期間中の催し物はどんな天気であれ決行されます。

参考までに修二会中に行われる行法を載せておきますね。

1日 午前1時頃、食堂で上7日(前半7日間)の「授戒」。上堂、内陣荘厳に引き続き、 開白と称してこの日だけ午前三時頃日中の「時」を勤める。
5日 日中の「時」の後、「数取り懺悔(さんげ:三千遍礼拝ともいう)」。 初夜の初めに「実忠忌(修二会を創始された実忠和尚の命日)」 の法要が営まれる。またこの日の初夜の「時」が終わって「神名帳」が読誦された後に、「過去帳」が読み上げられる。
*「青衣の女人(しょうえのにょにん)」の物語はこれにまつわるものである。
7日 日中の「時」の後に「数取り懺悔」。日没の「時」の後で「小観音出御 (内陣後堂に安置されている小観音御厨子(みづし)が礼堂に出御)」の法要。小観音御厨子は後夜の「時」の間に再び内陣に運び込まれ、これ以降、内陣正面に安置される。
12日 日中の「時」終わって「数取り懺悔」。初夜大松明(籠松明:かごたいまつ、 11本/19時半)にて上堂。初夜終わって「神名帳」、その後に「過去帳」の読み上げ。 後夜の「時」の途中に咒師以下、二月堂下の若狭井に水を汲みに下る。これを「お水取り」という。 後夜の「時」が終わって咒師作法の後「達陀(だったん)」の行法。
13日 後夜咒師作法の後、「達陀」。
14日 日中の「時」が終わって「数取り懺悔」。「しりつけたいまつ(18時半)」 後夜咒師作法の後、「達陀」。この日の晨朝の「時」のことを「名残(なごり)の晨朝」と呼ぶ。一旦下堂後「破壇」のため上堂。 以下15日のこととみなして続ける。
15日 「破壇」に引き続き「涅槃講」、咒師の「神供」、大導師の「神所」、咒師の「護摩」などがあって下堂。仮眠して午前10時半頃湯屋にて入浴、宿所にて昼食、上堂して「四座講」、「開山堂参拝」、解散。

(引用:東大寺公式ホームページ

お松明の詳細はこちら↓

3月1日~11日
3月13日
19時 10本 約20分間 ※土曜・日曜は特に混雑が予想される
3月12日 19時半 11本 約45分間(奈良公園周辺の交通規制、二月堂付近への入場規制有り) ※ニュースなどをごらんになって、お松明は、「お水取り(翌朝午前一時半頃)」の行われるこの日だけしか見られないと思っておられる方が多く、この日は大混雑が予想される。このため、お松明を見ていただくことが出来ない場合があることをご承知下さい。また、当日は警察・機動隊の規制・誘導に従ってください。
3月14日 18時半 10本 約10分間(短い時間でお松明が連続して上がっていく)
※混雑が予想される

(引用:東大寺公式ホームページ

また、修二会に関する注意事項は以下。

1.「お松明」は修二会の期間中毎日ありますが、3月12日については、非常に混雑して危険なため、入場規制が行われます。また当日は、交通規制も実施され、自動車での進入が出来なくなりますので、ご了承下さい。

2.3月12日以外でも、土曜、日曜日は、二月堂周辺が混雑することから、 警察の指示により第2拝観席へ回っていただく場合があります。

3.二月堂周辺(二月堂裏参道全域を含む)は、三脚・一脚・脚立・ストロボの使用が禁止されています。修二会はあくまでも仏教行事です。参拝者の安全確保、危険防止のため、絶対に守ってください。

4.撮影希望の方は、第2拝観席西端区域をご利用ください。但し、お互いに譲り合って、お1人三脚一器でお願いします。無人で器材類による場所取りはご遠慮ください。

5.局での聴聞は、3月12日以外はご自由にお入りいただけます。12日は、各講社の侍従の方々が場所を指定して入られることになっていますので、部外者の方はお入りいただけません。ご了解下さい。

(引用:東大寺公式ホームページ

上記をしっかり守ったうえで修二会の行事を楽しみましょう。

そして来年以降もし3月上旬に関西を訪れる機会があるならぜひ奈良を訪れ、修二会を見て欲しいです。

 

もう一度注意点をおさらい↓

フラッシュ撮影は厳禁

三脚も使用不可

お松明は近くで見ると火の粉を被る恐れがある

お水取りの儀式中は静粛に