という方向けの記事を用意しました。
- VISA・Mastercardそれぞれの特徴や違いを解説
- VISA・Mastercardはどちらがおすすめか解説
上記について深掘りして解説していくので、ぜひ参考にしてみてください(^^)
VISA・Mastercardの特徴を比較

まずは、VISA・Mastercardのそれぞれの違いを見ていきましょう!
実はサービスの違いはほとんど無い
結論から言ってしまうと、実はVISAとMastercardにサービスの違いはほとんどありません。
どちらもアメリカの会社で世界的に普及しているクレジットカードの国際ブランドであり、VISAが第1位、Mastercardが第2位のシェアを誇っています。
もちろん、運営会社は異なるので両者は完全に同じというわけではありませんが、大きな違いは存在しないので、あまり気にしなくて大丈夫です。
国内・海外で使えるお店の数もほぼ同じ
以前は「VISAはアメリカで広く使え、Mastercardはヨーロッパで広く使える」なんて言われていたこともありましたが、最近ではその差はほとんど無くなってきています。
特に国内においては、「VISAが使えるところはMastercardも使える」という認識でほぼ100パーセントOK。
なぜなら、三井住友カードや三菱UFJニコスカードといった日本を代表するクレジットカード会社が、VISAとMastercardの両方をセットに日本で加盟店を増やしてきた歴史があるからです。
ちなみに、海外ではVISA・Mastercardのどちらかしか使えない場面も時としてあります。
ただ、日本人の海外旅行にメジャーな
といった国では、日本と同様にVISA・Mastercardどちらも使える場合がほとんどなので、これらの国に旅行する際は気にしなくて大丈夫でしょう。
海外での支払い手数料も同じ
国際ブランドはそれぞれ海外で支払う際の手数料を設定していますが、こちらに関しても以下の通りVISA・Mastercardでは同じとなっています。
国際ブランド | 支払い手数料(海外) |
VISA | 1.60〜2.20%(カード会社によって異なる) |
Mastercard | 1.60〜2.20%(カード会社によって異なる) |
JCB | 1.60〜2.04%(カード会社によって異なる) |
American Express | 2.00% |
Diners Club | 1.30% |
正確に言うと、国際ブランドが定める基準レートにカード会社が定める外貨取扱手数料を上乗せしたものがトータルの支払い手数料になるので、実際の支払い手数料がいくらになるかはどのカードを使っているかによって異なります。
例えば同じVISA・Mastercardでも楽天カードは支払い手数料が1.63%ですが、三井住友カードは2.20%となります。銀行系クレジットカードは支払い手数料が高くなる傾向にありますね。
なので結論、VISA・Mastercardに「どちらがよりお得!」とかないので、この点を意識する必要は全く無いです。
キャッシングできるATMの数もほぼ同じ

キャッシングが可能なATMの数も、VISA・Mastercardではほとんど変わりません。
こちらは、
- VISA → PLUS(プラス)
- Mastercard →Cirrus(シーラス)
と呼ばれる銀行のオンラインシステムを導入していますが、「PLUSが導入されているATMには必ずCirrusも導入されている」といった場合がほとんどなので、気にする必要はありません。

VISA・Mastercardはここが違う!
ほとんどの点において特徴もサービスも同じなVISA・Mastercardですが、両者の異なるポイントを上げるとすれば以下です。
Apple Payを使うならMastercardがおすすめ
お手持ちのiPhoneのWalletアプリでApple Payを利用する場合は、Mastercardがおすすめです。
MastercardはApple Payと提携しており、実店舗利用だけでなくネットショッピングやモバイルSuicaにも対応していますが、VISAは実店舗以外での利用ができない制限があります。
なので、Apple Payをネット決済でもガンガン利用したい人はMastercardを選びましょう。
オリンピックで使うならVISA

オリンピックでクレジットカードを使う機会がある人は、VISAが良いですね。
なぜなら、オリンピックはVISAが公式のスポンサーとなっていて、次回の2020年東京オリンピックに関しては「クレジットカードはVISAしか使えない」という大人の事情があるからです。
Visaは、ワールドワイドスポンサーとして、オリンピック・パラリンピック競技大会をサポートしています。
また、唯一の決済テクノロジースポンサーであり、チケット購入を含めオリンピック・パラリンピック会場で使用できる唯一の決済ブランドです。
(引用:VISA)
オリンピックに興味が無ければどちらでも良い話ですが、少しでも可能性がある人は念のためVISAを持っておくと良いでしょう。
VISAとMastercardは結局どちらがおすすめ?
という方は、以下を参考にしてください。
とりあえずVISAでOK
迷っているのであれば、とりあえずVISAを作るのが良いと思います。
と言うのも、VISAは国際ブランドの最大手であり保有者が世界一なので、まずはそちらから作れば間違いはありません。
まずはVISAを持ち、ある程度クレジットカードの知識が増えてきたらMastercardの発行を検討してみる流れが良さそうです。
両方持っておくのがベスト
ただし、極論は「両方持っておくのがベスト」となります。
やはり、それぞれ持っておいたほうが両方のメリットを享受できますし、また紛失・盗難にあった場合に予備カードがあればそこでリスクヘッジが効きますよね。
特に、海外旅行ではクレジットカードを複数枚持っておくのが割と旅人の常識ではあるので、VISA・Mastercardはその両方を持っておく検討をしてみましょう!
同時に複数のクレカに発行申し込みをすると審査落ちするリスクが上がるので、発行は1枚ずつ行うようにしましょう。
海外旅行におすすめなVISA・Mastercardの組み合わせ

僕がおすすめするVISA・Mastercardの組み合わせは以下です。
エポスカード(VISA)
+
楽天カードまたはリクルートカードのMastercard
エポスカードは自動付帯の海外旅行保険があるため、持っておくだけでも保険が適用となる旅人必携のクレジットカードです。
また、楽天カードやリクルートカードはポイント還元率が高いため、国内で日頃利用することも考えるとメインの決済用カードとしておすすめ。
そのため、上記の組み合わせであれば、VISA・Mastercardの両方をおさえつつ、かつ充実したポイント還元と海外旅行保険の補償も得られます。
三井住友カードならデュアル発行に対応
また、三井住友カードはVISAとMastercardの両方を発行できるデュアル発行に対応しています。
こちらは、どちらかの国際ブランドを持っておけば、割引年会費でもう一方も持てるという仕組み。
年会費がかかるのがデメリットですが、同じクレジットカードになるので1枚目の審査が済んでいればほぼ確実に2枚目の審査も通るはず。
また、利用明細も1つにまとめられるので、その点は大きなメリットと言えますね。
三井住友カードは銀行系ならではのしっかりとしたセキュリティー対策があるので、「クレジットカードを初めて持つけど悪用されないか心配」なんて人には特におすすめです。
まとめ:VISAとMastercardの違いはほとんどないので好きなほうを選ぼう!

まとめると、VISAとMastercardの特徴や違いにほとんど差はないため、好きなほうを選べばOK。
それでも迷っているのであれば、とりあえず世界一の保有数を誇るVISAを発行しておくと良いでしょう。
ただし、リスクヘッジとして両方とも持っておくのが、特に海外旅行で利用する機会がある人には最適解と言えます。
ちなみに、VISAかMastercardを既に持っている状態であれば、以降の国際ブランドはJCB・AMEX・Diners Clubのいずれかを選ぶのもあり。
JCBは日本人向けの割引優待が豊富で、またAMEXやDiners Clubはラグジュアリーな旅行に特化した特典があります。
自分の旅行スタイルに合わせて、最適な国際ブランドを選びましょう(^^)