どうも、海外(特にミャンマー)が好きでミャンマーは複数回の渡航経験があるぐちを(@guchiwo_nomad)です。
ミャンマーのバゴーってどんなところ?
気になってるから観光情報を教えて欲しい!
という方向けの記事を用意しました。
- ミャンマーの古都「バゴー」がどんな街か分かる
- バゴーのおすすめ観光スポットが定番から穴場まで分かる
- バゴー観光の楽しみ方や注意点が分かる
この記事の前半では主にバゴーの見どころを紹介し、後半ではその他の観光情報をまとめていきます。
バゴーは個性的な仏教建築が観光のハイライトになるので、ぜひ旅行の参考にしてみてください(^^)
ちなみに、日本からバゴーへは行くにはまずミャンマー最大都市のヤンゴンへ行き、そこから鉄道かバスで移動するのが最も一般的な行き方になります。
また、ヤンゴン発着の現地オプショナルツアーでバゴーを観光することもできるので、合わせて要チェックです。
バゴーとはどんなところ?
バゴー(Bago)はミャンマーの最大都市ヤンゴンからほど近い地方都市で、バゴー地方域(Bago Division)の州都です。
▼バゴーの場所
そんなバゴーの特徴は以下の通り。
ビルマ王朝(ペグー朝)時代の首都
バゴーは以前はペグー(Pegu)と呼ばれ、ペグー朝という王朝の首都でもありました。
ペグー朝は13世紀に誕生したモン族の国で、16世紀にビルマ族のコンバウン朝に滅ぼされるまで、300年近くに渡って栄えていた国です。
ミャンマー最長の仏塔や巨大寝仏が残る仏教都市
バゴーは首都として栄えたと同時に、仏教の中心地としても栄えた歴史があります。
そのため、現在でも数多くの寺院や仏塔、また仏教にまつわる建築物が存在します。
中でも、後述するミャンマーで1番高い仏塔を持つシュエモードー・パゴダや、映画「ビルマの竪琴」のモデルにもなったシュエターリャウン寝仏はバゴーを代表する仏教建築です。
▼ビルマの竪琴
バゴーでおすすめの見どころ8選を紹介
早速、バゴーのおすすめ観光スポット8ヶ所を紹介していきます。
ちなみに、バゴー観光の際は入域料のチケット(10,000チャット)が必要で、いくつかの観光スポットでチェックがあります。
最初に訪れる観光スポットで購入し、紛失しないように持ち歩きましょう。
▼バゴーの観光スポットの場所はこちら
カンボーザターディ王宮(Kambazathadi Golden Palace)
カンボーザターディ王宮(Kambazathadi Golden Palace)は16世紀に建てられた王宮です。
現在の建物は1995年に再建されています。
中は博物館になっており、当時の王が使用していた座椅子を中心に、ペグー朝の歴史に関する展示品があります。
▼カンボーザターディ王宮の場所
シュエモードー・パゴダ(Shwemawdaw Pagoda)
シュエモードー・パゴダ(Shwemawdaw Pagoda)は、全長114メートルのミャンマーで1番高い仏塔(ストゥーパ)を持つ巨大な仏教建築です。
バゴーを歩いていてもひときわ目立ち、遠くからでもその巨大さが分かります。
知名度ではヤンゴンのシュエダゴン・パゴダ(ミャンマーで2番目に高い)が劣りますが、こちらのシュエモードー・パゴダもバゴーに来るからにはぜひ訪れておきたい場所です。
▼シュエモードー・パゴダの場所
ヒンターゴン・パゴダ(Hinthagon Pagoda)
ヒンターゴン・パゴダ(Hinthagon Pagoda)は、シュエモードー・パゴダの東側に立地する寺院です。
ヒンターとは「ミャンマーで伝説となっている鳥」のことで、このヒンターの装飾がこのパゴダにはあります。
寺院の規模はあまり大きくないですが、特徴的な造りをしているので時間があればぜひ訪れてみてください。
ちなみに、僕が訪れた時はナッカドー(ミャンマーの女装霊媒師)による踊りが披露されていました。
▼ヒンターゴン・パゴダの場所
チャカッワイン僧院(Kyakhatwine Monastery)
チャカッワイン僧院(Kyakhatwine Monastery)は、1864年に設立された僧院です。
この僧院には子どもを含む1,000人以上の若い僧侶が日々修行に励んでおり、ミャンマーでは第2都市マンダレーのマハーガンダーヨン僧院(1,500人)に次ぐ規模となっています。
毎朝5時30分と10時30分に僧侶の食事を見学することができ、10時30分頃は観光客(特にタイ人が多い)も見学と托鉢をしにやってきます。
▼チャカッワイン僧院の場所
シュエターリャウン寝仏(Shwethalyaung Reclining Buddha)
シュエターリャウン寝仏(Shwethalyaung Reclining Buddha)は、994年にミガディバ王によって建てられたとされるミャンマー最古の寝仏です。
綺麗に塗り直されていてそれほどの歴史があるようにはあまり見えませんが、ミャンマーでは一大巡礼地の1つとなっていて、人々の信仰心が集う場所になっています。
ちなみに、映画「ビルマの竪琴」に登場する寝仏はこのシュエターリャウン寝仏がモデルです。
▼シュエターリャウン寝仏の場所
▼ビルマの竪琴
ミャッタリャウン寝仏(Myathalyaung Reclining Buddha)
ミャッタリャウン寝仏(Myathalyaung Reclining Buddha)は、バゴーにあるもう1つの寝仏で先ほどのシュエターリャウン寝仏の近くにあります。
こちらはシュエターリャウン寝仏よりも歴史が浅く、雨ざらしのため色あせていますが、こちらのほうがシュエターリャウン寝仏よりも大きいので迫力があります。
仏陀の足裏に描かれた装飾も見事です。
▼ミャッタリャウン寝仏の場所
マハーゼディ・パゴダ(Mahazedi Pagoda)
マハーゼディ・パゴダ(Mahazedi Pagoda)は、シュエターリャウン寝仏やミャッタリャウン寝仏の近く立地するパゴダです。
規模はあまり大きくないですが、ストゥーパ下部が階段状で銀色に塗られているのが特徴的で、ミャンマーに数多くある仏塔でも珍しい姿をしています。
時間があればぜひ訪れてみてください。
▼マハーゼディ・パゴダの場所
チャイプーン・パゴダ(Kyaikpun Pagoda)
チャイプーン・パゴダ(Kyaikpun Pagoda)は、これまで紹介した観光スポットからは離れたバゴー市街地の南側エリアに立地しています。
こちらは、四面仏と呼ばれる4体の仏陀が4方向にそれぞれ向いている仏像で、珍しい見た目。
4体の仏像はそれぞれ表情が違っていて面白いです。
アクセスは少し不便ですが、バゴーの主要な観光スポットの1つなので、ぜひ訪れておきたい場所ですね。
▼チャイプーン・パゴダの場所
バゴーの見どころを観光する方法
バゴーの見どころはを自力で巡る場合、流しのタクシーやバイクタクシーをチャーターする必要があります。
ただし、観光客相手のビジネスがバゴーでは横行しているので、ぼったくりの被害にあわないように注意するべきです。
自力での移動や英語での交渉が心配な人はヤンゴン発着の日本語ガイド付き現地オプショナルツアーに参加する方法もあるので、こちらも合わせて検討してみてください。
ツアーでは上記で紹介した観光スポット全てを巡ることはできませんが、シュエモードー・パゴダやシュエターリャウン寝仏など、主要なところは訪れることができます。
シュエダゴン・パゴダやゴールデンロック(チャイティーヨー・パゴダ)とセットのツアーもあるので、以下からチェックしてみてください。
バゴーの治安と観光の注意点
ここからは、バゴーの治安と観光の際の注意点について解説します。
バゴーの治安は良好、ただし観光客相手のビジネスに注意
2019年3月時点、外務省の海外安全ホームページではバゴーはレベル1(十分注意)となっていますが、過去に外国人が凶悪犯罪に巻き込まれた例はなく、治安については問題ありません。
ただし、バゴーは外国人観光客相手のぼったくりビジネスが一部で横行しているので、個人で旅行する際は被害にあわないように十分に注意してください。
夜は暗く野犬も多いので注意しよう
バゴーは街灯が少ないため、夜になるとかなり暗くなります。
治安の悪い町ではないものの、野犬の活動が活発になるので、夜間での外出はあまりおすすめできません。
パゴダ(仏教寺院)観光の際は現地の文化に配慮しよう
バゴーの見どころのほとんどは仏教寺院(パゴダ)で、仏教の聖地でもあるので、観光する際は現地の文化に配慮する必要があります。
具体的には、以下のルールを厳守しましょう。
- 遺跡(寺院・パゴダ)の敷地内は土足禁止
- 肩や膝上を露出する服装は禁止
- 仏陀の刺青が体に彫ってあるのは禁止
特に、土足禁止の文化は徹底されており、観光客が最も守らなければいけないルールとされています。
過去には外国人観光客が逮捕された例もあるので、必ず守るようにしましょう。
▼参考ツイート
【その他ミャンマーで有罪となった外国人観光客】
— ぐちを🌏 旅するミャンマー好きのWeb屋@都留🗻 (@guchiwo583) March 5, 2019
✅バガンの遺跡を故意に土足で歩き回ったロシア人女性(2017年8月)→懲役半年
✅マンダレーで仏教の講話を流すスピーカーを止めたオランダ人男性(2016年9月)→懲役3ヶ月
✅足に仏陀のタトゥーを掘っていたスペイン人男性(2016年7月)→国外退去 https://t.co/8UXkbf0Nu9
ミャンマー各都市からバゴーへの行き方
ここからは、ミャンマー各都市からバゴーへの行き方を解説していきます。
ヤンゴンからバゴーへの行き方
ヤンゴンからバゴーへは鉄道かバスを利用して片道約2時間で、日帰り観光も可能です。
▼ヤンゴンからバゴーへの行き方について詳しくはこちら
キンプン・パアン・モーラミャイン・ミャワディからバゴーへの行き方
・キンプン(チャイティーヨー ・パゴダの玄関口)
・パアン
・モーラミャイン
・ミャワディ
といったミャンマーの地方都市からは、ヤンゴン行きのバスや列車を途中下車する形になります。
バスチケットは宿泊しているホテルでだいたい手配できるので、それを利用すると良いでしょう。
鉄道の場合は、駅での購入が必要です。
以下の英語サイトでそれぞれ出発時間などを調べることができます。
バゴーで観光におすすめのホテル
バゴーで観光におすすめのホテルは以下の記事にまとめました。
ちなみに2019年現在、バゴーにはバックパッカー向けのドミトリー部屋があるゲストハウスや、4つ星クラス以上の高級ホテルはまだ存在しません。
まとめ:バゴー観光スポット巡りはヤンゴン旅行のついでにおすすめ
以上、バゴー(ペグー)のおすすめ観光スポット8選のご紹介でした。
バゴーはその昔ペグーと呼ばれたミャンマーの由緒ある古都で、仏教に関わる見どころが豊富です。
ヤンゴンから日帰りで観光できるので、ついでに時間があれば訪れてみると良いですよ(^^)
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