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ミャンマーの治安は?観光なら安全な理由と現地で気をつけるべき注意点を解説

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ぐちを

どうも、海外(特にミャンマー)が好きでミャンマーは複数回の渡航経験があるぐちを(@guchiwo_nomad)です。

ぐろーぶ君

ミャンマーの治安って良いの?悪いの?

治安の悪さそうなイメージがあるんだけど…。

実際に旅行したことある人に詳しく聞きたい!

という方向けの記事を用意しました。

この記事を書いている僕はミャンマーを述べ3回訪れ、あちこちをこれまで旅した経験があります。

そして結論を言うと、現状ミャンマーは観光目的であれば極めて安全な国です。

今回は、ミャンマーの治安が良い理由と、

・ミャンマーの治安が良い理由
・ミャンマーで危険なエリア
・治安以外で観光の際に注意するべきこと

を詳しく解説していくので、ぜひ旅行前の参考に読んでみてください(^^)

2021年2月から発生した軍事クーデターにより、ミャンマーの治安は急激に悪化しています。訪れる際は最新の安全情報をご確認ください。

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目次

ミャンマーの治安は実はとても良い(一般的な観光地の場合)

もう1度繰り返しますが、ミャンマーは観光客が旅行する分にはとても安全な国です。

その理由は大きく3つあるので、以下で詳しく解説します。

理由① 国民の大半が敬虔な仏教徒

シュエダゴン・パゴダで祈る人々

ミャンマーは国民のほとんどが敬虔な仏教徒の国です。

もちろん人によって信仰心の度合いが違うので一概には言えませんが、多くのミャンマー人は功徳(くどく)を積むために一生を生きています。

功徳とは?
現世・来世に幸福をもたらすもとになる善行。

引用:コトバンク

これはすなわち、「自分が生きている間に行う善い行為の積み重ねによって、極楽浄土への道がひらける」ということです。

そのため、盗みなど功徳に反する行為をしようとする人たちが、そもそも少ない印象を受けます。

ぐちを

僕自身もミャンマーで危ない目にあったことはほとんどなく、むしろ外国人の旅行者に対して優しく接してくれるミャンマーの人々にいつも感謝するばかりです。

理由② 貧しい人も食いっぱぐれない

チャカッワイン僧院の托鉢

ミャンマーには、貧しくても食いっぱぐれることのない社会システムが存在します。

それは、仏教の僧院がたくさん存在すること。

僧院は托鉢(たくはつ)という修行僧ではない仏教徒による金銭や食べ物の寄付によって成り立っています。

托鉢とは?
仏教僧が経文を称えながら鉢を持って人家を回り食べ物を乞うこと。

引用:コトバンク

修行僧はそうした托鉢による施しを受けることができるので、基本的な衣食住が確保されます。

そのため、貧しい人からものをねだられたり、物を盗まれたりすることが他の外国と比べても格段に少ないです。

日常生活において寄付が盛んであることを象徴するように、ミャンマーは世界一寄付をする国となっています。

理由③ 政府が外国人観光客の安全管理にシビア

現在、ミャンマー政府は観光で国を発展させようと、外国人観光客を積極的に受け入れる政策を取っています。

そうしたこともあり、基本的には外国人観光客の安全管理について、政府はシビアです。

具体的には、外国人観光客を受け入れる場所とそうでない場所を明確に線引きし、情勢不安がある場所は外国人が立ち入らないように厳しく規制をかけています。

そのため、基本的には治安の安定した場所しか外国人はミャンマーを観光することができません。
 

ミャンマーで治安の悪い危険な場所とは?

ミャンマーにおいて情勢不安があり、危険な場所は以下の2地域があります。

詳しい情報については、外務省の海外安全ホームページを見てください。

①ラカイン州のバングラデシュとの国境付近

引用:外務省海外安全ホームページ

まず1つ目は、西部ラカイン州バングラデシュとの国境付近です。

こちらは、近年深刻化が著しいロヒンギャ問題が生じている場所になります。

ロヒンギャ問題とは?
ミャンマーにおいて、イスラム系少数民族のロヒンギャ族が国籍を与えられず、移動・結婚の制限、労働の強制、恣意的課税、財産没収など、さまざまな制約・差別・迫害を受けている問題。仏教徒のラカイン族との間で、死者を出す衝突が頻繁に発生している。

引用:コトバンク

現状ラカイン州においては、州都のシットウェおよび仏教遺跡の残るミャウー以北のエリア(マウンドー・ブディタウンなど)へは、外国人が立ち入ることができません。

問題をあまり大っぴらにしたくないミャンマー政府によって厳しい情報統制がこの地域では敷かれています。

シットウェ・ミャウーへの訪問も控えるべき(2019年8月現在)

外国人観光客がラカイン州において訪問できる地域は、州都のシットウェ(Sittwe)および仏教遺跡があるミャウー(Mrauk-U)までが最北となります。

しかし、これらの地域も2019年8月現在、訪問は控えるべきです。

なぜなら、ロヒンギャ問題に加えて仏教徒ラカイン族の武装勢力「アラカン軍(AA)」も、権利拡大を狙ってミャンマー政府軍と交戦状態にあるからです。

2019年3月10日には、シットウェ郊外で起きた襲撃により9人が殺害される事態となっています。

また、直近ではミャウーにおいても仏教遺跡の周辺で銃撃戦が起こるなど、非常に情勢が緊迫化しています。

②シャン州の北部・カチン州の西部にまたがるの中国との国境付近

引用:外務省海外安全ホームページ

もう1つはシャン州の北部・カチン州の西部にまたがるの中国との国境付近です。

こちらは、コーカン族自治区ワ族自治区といった少数民族が実質的に支配する地域があり、たびたび情勢が不安定化する地域になります。

また、カチン州においてもカチン独立軍(KIA)と政府軍が長年に渡ってたびたび戦闘状態となっており、特にライザー周辺では危険度が高くなっています。

逆にこれら以外の地域では、他の外国と比較しても治安が良いのがミャンマーの特徴です。

治安の良いミャンマーで気をつけるべきこと

一部エリアを除けば治安の良いミャンマーですが、旅行するうえで気をつけるべきことがいくつかあります。

現地の仏教文化を尊重するべし

外国人旅行者に求められることですが、現地の仏教文化を尊重する必要があります。

特に、パゴダ(お寺)を訪れる時は以下のルールを守りましょう。

パゴダ訪問時の規則
  • 敷地内で靴を脱ぐ
  • 肩や膝下を露出しない
  • 女人禁制の場所に女性は立ち入らない
  • お祈りをしている人の邪魔をしない

政府として外国人を積極的に受けれている状態であるとはいえ、宗教(仏教)の冒涜に対しては外国人にも禁固刑や国外退去といった厳しい措置が取られることもあります。

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油っこい食事に注意

ミャンマーの屋台料理

食に関してもミャンマーでは1つ注意点があります。

それは、ミャンマーの食事は非常に油っこく、胃もたれを起こしやすいことです。

また、衛生状態もあまりよくないので、お腹を壊すリスクはそれなりに高くなります。

必ず胃腸薬を携帯しておきましょう。

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治安は悪化傾向という情報もある

ミャンマーでは都市部で窃盗等の犯罪が近年増加しているというデータもあります。

これは民主化後に市場経済化が急激に進み貧富の差が拡大していることが理由の1つに挙げられますが、警察が把握していなかった事件がどんどん公になっているとも言われているので、正確なところは分かりにくい状況です。

僕個人がアドバイスするとすれば、ミャンマーはスリや窃盗はほとんど起きない国ですが、基本的な安全対策は必要ということ。

なので、海外旅行向けの防犯グッズなどは事前に用意しておくと良いです。

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テロが起こる可能性もある

また、テロが起きる可能性も無きにしも非ずです。

幸いにもミャンマーで過去にテロに見舞われたことはほとんどありませんが、やはり万が一を想定しておく必要はあります。

外務省のたびレジでは最新の安全情報をメールで受け取れるほか、有事の際の対応もしてもらえるので、渡航前に必ず登録しておきましょう。

ぼったくりに注意

外国人相手のぼったくりは、場所によっては横行しているので注意が必要です。

ミャンマーは日常生活で値段交渉をするのが一般的な国なので、そうした文化のない日本人はカモにされやすいですね。

特に、バガンなど観光地のタクシードライバーは外国人の利用者に対してかなりの値段をふっかけてくる傾向があるので注意しましょう。

大都市のヤンゴンやマンダレー では、事前決裁のタクシー配車アプリ「Grab」があるので、そちらを利用するのが無難です。

Grabの利用には現地でインターネット回線を確保する必要があります。SIMカードを利用するか(SIMフリーのスマホが必要)、レンタルWiFiを日本から持ち歩きましょう。

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交通事故に注意

スーレー・パゴダ(ヤンゴン)

治安よりも注意するべきと言っても過言ではないのが、交通事故です。

ミャンマーでは歩行者優先のルールはほぼなく、基本的に車が優先となります。

幹線道路等、物凄いスピードで走る車も多いので、道路を渡る時は特に気をつけましょう。

横断歩道を渡る際は、現地人の後ろについていくのがおすすめです。

野良犬やサルなどの動物に注意

ミャンマーでは、

・野良犬
・ハト
・サル

といった動物を街中や観光地でたくさん見かけます。

野良犬は都市や村を含めどこにでも生息し、サルは農村部、ハトは都市部に多いです。

野良犬は暑い日中は消耗していてそれほど危険を感じませんが、夕方になり涼しくなると活発に動き始めるので苦手な人は注意。

サルは食べ物を盗まれたりと、いたずらされることがあります。

また、ハトは上から落ちてくるフンに当たらないように注意しましょう。

感染症に注意


ミャンマーでは感染症のリスクもあることを念頭に置きましょう。

蚊が媒介するデング熱マラリアは、ミャンマーでも発症する可能性があります。

そのため、蚊に刺されないための対策は必須です。

ぐちを

個人的におすすめなのは、蚊がいなくなるスプレーを持ち運ぶこと。

ホテルやゲストハウスに宿泊する時に使うことで、蚊除けになります。

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また、野良犬やサルなどの小動物に噛まれた際に発症する可能性があるのが狂犬病です。

こちらは万が一発症した場合は致死率がほぼ100%という非常に怖い病気なので、現地で小動物に噛まれた際は必ず病院へ行って注射を行う必要があります。

そうした場合に備え、必ず海外旅行保険が付帯されたクレジットカードを持っておきましょう。

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まとめ:ミャンマーは普通に旅行すればとても治安の良い国

以上、ミャンマーの治安について詳しく解説しました。

一部の国境地帯は例外ですが、外国人もよく訪れる都市や観光地の治安は総じて良好です。

ぐちを

ミャンマーの各地を1ヶ月ほど旅した僕でも、ミャンマーで物を盗られたり身の危険を感じたことは1度もありません。

訪れる際は現地のマナーや文化を尊重し、上記で解説した気をつけるべきことをしっかり把握するようにしましょう。

基本的な海外旅行の安全対策を心掛け、快適な旅行を心掛けるようにしてくださいね(^^)

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この記事を書いた人

1995年生まれのWeb系フリーランス。海外旅行がとにかく好きです。ブログとYouTubeで旅の情報を発信中。

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