どうも、海外(特にミャンマー)が好きでミャンマーは複数回の渡航経験があるぐちを(@guchiwo_nomad)です。
ミャンマーのパアンってどんなところなん?
おすすめの観光スポットとか訪れる時の注意点とか、いろいろ知っておきたいわ!
今回はこのような疑問をお持ちの方向けの記事となっています。
- ミャンマーの「パアン(Hpa-An)」がどんな場所か解説
- パアンでおすすめの観光スポットを紹介
- パアンの治安や旅行するうえでの注意点を解説
ミャンマーのカレン州の州都「パアン」の見どころやアクセスの方法、観光する際の注意点といった情報を詳しくまとめていくので、旅行の参考にしてみてください!
ちなみに、パアンへ行くにはまずミャンマー最大都市のヤンゴンへ行き、そこからバスを利用するのが一般的です。
ミャンマーへの格安航空券はエクスペディアの一括検索で探すのがおすすめなので、合わせて利用してみてください。
パアンってどんなところ?
パアン(Hpa-An)は、ミャンマー東部の人口約40万人の都市で、カイン州(Kayin State)、別名カレン州(Karen State)の州都です。
サルウィン川(Thanlwin River)のほとりにたたずむ町で、秘境感の漂う風光明媚なミャンマーの都市として知られています。
▼場所
そんなパアンの特徴を以下で紹介します。
山々などの自然が美しい
パアンは山々の自然がとにかく美しいです。
特に後述のズウェカビン山はパアンを象徴する山で、現地では信仰の対象となっています。
また、雨季になると同じく後述のチャウカラッ・パゴダやサダン洞窟などでは湖ができあがり、さながら極楽浄土のような景観となってとても美しいです。
洞窟寺院などの仏教寺院がたくさんある
ミャンマーはどこに行っても仏教寺院(パゴダ)がたくさんあります。
パアンも同様ですが、特にパアンは洞窟と仏教寺院がセットになった洞窟寺院が数多く存在するのが特徴です。
パアン以外ではシャン州のピンダヤ洞窟といった洞窟寺院が存在しますが、集中的に複数の洞窟寺院が存在するのはミャンマーではほぼパアンのみです。
カレン族が多く暮らす町
パアンはカレンの州都であることから、ミャンマーの少数民族であるカレン族(Karen Ethnic Group)が多く暮らしています。
彼らはミャンマーで最大多数のビルマ族とは異なる言語(カレン語)や、正月の日付(カレン・ニューイヤー)を用いるなど、独特な文化を持つ民族です。
また、カレン族のロンジー(ミャンマーの民族衣装)は、鮮やかな赤や青をあしらった美しいデザインなのが特徴。
そうしたヤンゴンとの違いを見れるのも、パアンを訪れた人ならではと言えるでしょう。
カレン州には反政府武装組織がいてたびたび政府軍と抗争していますが、パアンの街中で戦闘が起きることはほぼなく、治安が保たれています。
パアンで観光におすすめの見どころを紹介
ここからは、パアンで観光におすすめの見どころを紹介します。
見どころの多くは洞窟寺院となります。
▼パアンの観光スポットの場所はこちら
チャウカラッ・パゴダ(Kyauk Ka Lat Pagoda)
チャウカラッ・パゴダ(Kyauk Ka Lat Pagoda)は、パアンの中心部から南に5キロの場所にあるパアンを代表する仏教寺院です。
石灰岩の巨大な岩に仏教寺院が建てられていて、スケールの大きさを感じられます。
岩は中腹まで階段で登ることができ、以下画像のような素晴らしい景色も見られます。
雨季だと水が張っていて、さながら極楽浄土のような美しさがありますね。
周辺には売店もあり、カレン族のロンジーなどをお土産に買うことも可能です。
個人的なイチオシスポットです。
パアンに来たなら必ず訪れておきたい場所ですね。
▼詳細情報
▼場所
ズウェカビン山(Mount Zwegabin)
ズウェカビン山(Mount Zwegabin)は、標高725メートルのパアンを象徴する山です。
現地では信仰の対象にもなっており、山頂には僧院も建てられています。
その独特な形状を遠くから眺めるのももちろん素晴らしいですが、ハイキングも可能なので、もし時間があるならトライするのもおすすめです。
ハイキングは欧米からのバックパッカーには人気になりつつありますが、日本での知名度は全くと言ってほど無いので、旅の思い出にもなるでしょう。
ちなみに、ロープウェイも建設中とのことで、今後はよりアクセスしやすい観光スポットになると思われます。
▼詳細情報
▼場所
ルンビニ・ガーデン(Lumbini Buddha Garden)
ルンビニ・ガーデン(Lumbini Garden)は、ズウェカビン山の麓にある観光スポットです。
ここには1,000体を超える仏像が均等に立ち並んでいて、その景観は圧巻そのもの。
ミャンマーの厚い信仰心を感じるスポットですね。
ちなみに、「ルンビニ」とはネパール南部にある村の名前のことで、この地で仏陀が誕生した場所なんだそうです。
▼詳細情報
▼場所
サダン洞窟(Sadan Cave)
サダン洞窟(Sadan Cave)は、パアンの市内中心部から南に10キロほど離れた場所に立地する洞窟寺院です。
ここでは、洞窟の内部を探検し、最後に手漕ぎの船で入口へと戻るおもしろいアクティビティーを楽しむことができます。
数多くの洞窟寺院があるパアンでも、内部を突っ切る体験ができるのは、ここのみです。
楽しい場所ですが、足元がとても滑りやすいので注意しましょう。
また、洞窟の中は非常に暗いので、旅行用ライトや懐中電灯があると安心です。
▼詳細情報
▼場所
ヤテッピャン洞窟(Yathaypyan Cave)
ヤテッピャン洞窟(Yathaypyan Cave)は、パアンの中心部から南西に5キロの場所に立地する洞窟寺院です。
断崖絶壁の中腹にある洞窟に数十の仏像が建てられていて、その姿は圧巻。
洞窟寺院からの眺望もとにかく美しいので、パアンに来たからにはぜひ訪れたい場所ですね。
洞窟寺院までの階段を登るのは少しハードですが、登る価値は大いにあります。
ちなみに、周辺にはサルも多く生息しているので、噛まれたりご飯やお菓子を狙われたりしないように注意しましょう。
▼詳細情報
▼場所
コーグン洞窟(Kawgun Cave)
コーグン洞窟(Kawgun Cave)は先述のヤテッピャン洞窟の近くに立地しています。
7世紀に建てられたとされる洞窟寺院で、仏龕(ぶつがん)という、洞窟の壁に小さな仏陀が彫られた遺構がたくさん存在するのが特徴です。
ここは洞窟がある山の山頂にも登ることができ、美しいパアンの田園風景を見渡すことができます。
▼詳細情報
▼場所
コーカタウン洞窟(Kaw Ka Thaung Cave)
コーカタウン洞窟(Kaw Ka Thaung Cave)は、パアンの市内中心部から南東に4キロほどの場所に立地する洞窟寺院です。
洞窟の規模は小さいですが、それでも立派な寺院として機能しており、参拝しにくる地元の人も多いです。
寺院の敷地には小さな池もあり、雨季に訪れた時は水が張っていて美しい光景も見られます。
▼詳細情報
▼場所
パアンの観光スポットの巡り方
パアンの観光スポットは市内中心部から離れた郊外に立地しているため、自力で訪れる場合は移動手段の確保が必要です。
自力で訪れる場合は、ホテルや街中でバイクを借りるのが一般的ですね
ただし、パアンの市街地から洞窟寺院への道は舗装されていない場所も未だ多くあり、特に雨季はぬかるみにハマる危険性もあります。
なので、
・タクシーやバイクタクシーを利用する
・洞窟寺院巡りができる現地ツアーに参加する
といった形で、運転は現地の人に任せて自分で行わない方法を取ることを推奨します。
現地ツアーは、滞在しているホテルやゲストハウスでフロントに頼んで手配できるケースが多いです。
ちなみに、僕はソーブラザーズ 2 ゲストハウスのトゥクトゥク1日ツアーで、上記で紹介したパアンの見どころを巡りました。
パアンの治安と観光の注意点
ここからは、パアンの治安と観光の注意点について解説します。
パアンの治安は良好
パアンの治安はいたって良好です。
2019年3月時点、外務省の海外安全ホームページではパアンはレベル1(十分注意)となっていますが、外国人観光客を狙った凶悪犯罪は僕の知る限り例がありません。
ただし、テロ等が起こる可能性は無きにしも非ずなので、渡航の際はたびレジに登録するなどして、最新の情報をチェックするようにしてください。
また、スリや置き引きといった軽犯罪も滅多におきませんが、念のため自分で防犯の対策を取っておくことをおすすめします。
交通事故に注意
パアンでは、治安よりもむしろ交通事故に注意するべきです。
ミャンマーでは、現状は歩行者優先のルールは皆無といってよく、運転も荒いです。
なので、特に道路を横断する際は注意しましょう。
基本的には、慣れている現地人の後をついていくようにすると、安全に渡れます。
そして、万が一交通事故にあってケガをしてしまった際に対応するため、海外旅行保険には絶対に加入しておきましょう。
海外旅行保険は、基本的にクレジットカードに付帯するもので対応可能。
また、複数枚のクレジットカードを持つことで、補償金額を合算できます。
の2枚があれば、交通事故に対応する傷害治療費用の補償金額を最大500万円までアップでき、万が一ミャンマーで高額な医療費が発生した場合でも、ある程度安心できます。
クレジットカードの発行が間に合わない場合は、旅行直前の加入ができるAIG損保の海外旅行保険などで、対応するようにしましょう。
夜は暗く野犬も多いので注意しよう
パアンは街灯が少ないため、夜になるとかなり暗くなるので、足元には注意しましょう。
また、夜は野犬の活動も活発になるので、夜間の外出はなるべく控えたほうが無難です。
万が一イヌに噛まれた場合、致死率100%の狂犬病を発症するリスクがあります。必ず現地の病院で血清を打ちましょう。
蚊に注意
パアンは年間を通して気温が高く、特に雨季は湿度も上がり、蚊がたくさん発生します。
血を吸われるとデング熱やマラリアを発症するリスクがあるので、極力刺されないようにするための対策が現地では必要です。
個人的におすすめなのは蚊のいなくなるスプレーで、こちらを自分の泊まる部屋に2・3回噴射するだけで強力な撃退効果があり、蚊に刺されにくくなります。
▼蚊のいなくなるスプレー
パゴダ(仏教寺院)観光の際は現地の文化に配慮しよう
パアンの見どころの多くはパゴダ(仏教寺院)であり、そうしたパゴダを観光する際は現地の文化に配慮することが必須です。
具体的には、以下のルールを厳守する必要があります。
- パゴダ(仏教寺院)の敷地内は土足禁止
- 肩や膝上を露出する服装は禁止
- 仏陀の刺青が体に彫ってあるのは禁止
特に、土足禁止の文化は徹底されており、観光客が最も守らなければいけないルールとされています。
過去には外国人観光客が逮捕された例もあるので、必ず守るようにしましょう。
実際、第2都市のマンダレーでは過去にオランダ人観光客が逮捕されています。
▼参考ツイート
【その他ミャンマーで有罪となった外国人観光客】
— ぐちを🌏 ガチ旅人なノマドワーカー🧑🏻💻 (@guchiwo583) March 5, 2019
✅バガンの遺跡を故意に土足で歩き回ったロシア人女性(2017年8月)→懲役半年
✅マンダレーで仏教の講話を流すスピーカーを止めたオランダ人男性(2016年9月)→懲役3ヶ月
✅足に仏陀のタトゥーを掘っていたスペイン人男性(2016年7月)→国外退去 https://t.co/8UXkbf0Nu9
ミャンマー各都市からパアンへの行き方
パアンはミャンマーの地方部にあるため、主要都市からのアクセスが必要になります。
各主要都市からの移動方法を、詳しく解説していきます。
ヤンゴンからパアンへの行き方
ミャンマー最大都市のヤンゴンからは、バスでアクセスできます。
ヤンゴン郊外のアウンミンガラー・バスターミナルから出発する長距離バスで、7~8時間の所要時間です。
モーラミャインからパアンへの行き方
モン州の州都モーラミャインからは、6:00〜16:00の間で毎時1本バスが出ています。
所要時間は2時間で、料金は1,000チャット(72円)です。
▼モーラミャインのバスターミナルの場所
ミャワディからパアンへの行き方
タイとの国境の町ミャワディ(Myawaddy)からは乗り合いのシェアタクシーで3〜4時間でパアンにアクセスできます。
午前中に多発していますが、ミャワディーを昼過ぎに出ても夜までにパアンへ着くことが可能です。
料金は1万〜1万5,000チャット(約720〜1090円)の範囲が相場ですね。
ちなみに、パアンはタイから陸路でミャンマーのヤンゴンへ移動する際の中継地点としてもおすすめの町になります。
パアンで観光の拠点におすすめのホテル
パアンには高級なリゾートホテルから格安のゲストハウスまで、多種多様な宿泊のオプションがあります。
まとめ:パアンは洞窟寺院巡りが観光のハイライト
以上、パアンの見どころと観光情報をまとめました。
パアンは知る人ぞ知るミャンマーの地方都市で、アクセスもあまり良くありませんが、自然景観と仏教文化の融合したミャンマーでも唯一無二の美しい場所です。
特に洞窟寺院巡りが観光のハイライトになるので、ミャンマー旅行の際は、ぜひ時間を作って訪れてみてください。
それでは、良いミャンマー旅行を(^^)
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