
どうも、海外(特にミャンマー)が好きでミャンマーは複数回の渡航経験があるぐちを(@guchiwo_nomad)です。



バガンでサンセットを観たいんやけど、おすすめの場所はどこかな?
もう仏塔には登れないみたいやけど、どこか観られる場所あったら教えて!
今回はこのような疑問にお答えしていきます。
- バガンでのサンセット鑑賞の現状を解説
- バガンでサンセット鑑賞をする際の注意点を解説
- バガンでサンセット鑑賞におすすめの場所を穴場含めて紹介
2019年時点での情報になります。
バガンの観光事情は頻繁に変わりやすく、今回紹介する場所も今後閉鎖される可能性はあるので、注意してください。
アクセスは現地で借りられるE-Bike(電動バイク)の利用が前提になりますが、現地オプショナルツアーを利用してバガンでサンセットを鑑賞する方法も紹介してますので、そちらもぜひご検討を。
また、日本からバガンへはまずミャンマーの最大都市ヤンゴンか、第2都市のマンダレーへ行く必要があります。 航空券は以下で調べられるので、必要があれば合わせて要チェックです。
前提:バガンではほぼ全ての仏塔に登れません


残念ながら、2017年末頃よりバガンではほぼ全ての仏塔に登ることができなくなりました。
これは、
・遺跡の保護のため
・大きな地震があった際に危険なため
・2017年にアメリカ人観光客が仏塔から落下して亡くなったため
・仏塔から軍事施設が見えることがわかったため
といった様々な理由が重なった結果です。
仏塔に登って眺める夕日は世界三大仏教遺跡であるバガンの代名詞的な絶景でしたが、残念ながら現在、基本的にそれができなくなっています。





上の写真は登れる仏塔として非常に有名だったシュエサンドー・パゴダ(Shwesandaw Pagoda)からの景色なんですが、もはや過去のものですね…。



そんなあ…残念すぎる…
ネット上に溢れている「シュエサンドー・パゴダが夕日鑑賞の定番」、「ブレティ・パゴダが穴場」といった情報は、既に古い情報になります。
ちなみに、外国人観光客が一部の登楼禁止の看板のない仏塔に登っていることもありますが、落ちても完全に自己責任になるので控えましょう。
それでもサンセットが見られる場所はバガンには残っています
ただし、現在でもわずかながらサンセット鑑賞ができるスポットがバガンには残っています。
後述で詳しく解説しますが、新しいサンセット鑑賞スポットとして人工の丘が新しく作られましたし、またごく一部の寺院に限っては内部から上に登れるところもいくつか残っています。
ちなみに、バガンでは内部に空間のない仏塔を英語で「パゴダ(Pagoda)」、内部に空間のある仏教建築を「寺院(Temple)」と区別しています。
ただし、サンセット鑑賞のできる寺院はアクセスが不便な場所にあり、E-Bikeを利用して自力で行く必要がある穴場的な場所に限られてしまいます。
バガンでサンセット鑑賞をする際の注意点
サンセット鑑賞でおすすめの場所を紹介する前に、バガンで夕日を見に行く際の注意点を解説します。
重要事項なので、ぜひ読んでおいてください。
基本的にはEバイク(電動バイク)を借りて観に行くのが前提


バガンのサンセット鑑賞スポットへは、基本的にEバイクをレンタルして見に行くのが前提になります。
メジャーでアクセスがしやすい場所(ニャウンラパット・ポンドの丘など)はタクシーや馬車でもアクセス可能ですが、穴場となる登れる寺院の場合は、Eバイクをレンタルして自力で行く以外に方法はありません。


夜は暗くなるので注意
街頭の少ないバガンの夜は真っ暗になるので、裏道に行き過ぎると遭難する危険性があります。
夕日が沈んだら真っ暗になる前にすぐホテルに戻るようにしましょう。
事前にルートを確認しておくなどして、鑑賞スポットへはスムーズに行き来できるようにしておくと安心です。
登楼禁止の場所は絶対に登らないこと


当たり前ですが、登楼が禁止されている仏塔には絶対に登ってはいけません。
禁止されている場所は上記のように「Don’t climb」の看板があることが多いですが、仏塔の数が多すぎるので、マイナーな場所だと表記すらないところもあります。
しかし、あくまでもパゴダ(仏塔)については、基本的に登楼NGであることに変わりはありません。
過去には無理に登った人がいて、ツーリスト・ポリスが出動する騒ぎになったこともあるみたいです。
バガンでサンセット鑑賞におすすめの場所
ここからは、バガンでのサンセット鑑賞におすすめの場所を紹介します。
以下の3つのスポットが、夕日を観るのにおすすめできる場所になります。
ニャウンラパット・ポンドの丘(Nyaung Lat Phat Pond Hill)


ニャウンラパット・ポンドの丘(Nyaung Lat Phat Pond Hill)は、オールド・バガンに立地する小高い人口の丘です。
2018〜2019年頃に、JICA(国際協力機構)の協力のもと作られました。
現在のバガンでは、サンライズとサンセットの両方をアクセス良く鑑賞できる場所として有名です。
訪れる観光客は多いですが、スペースは広いので窮屈になることはあまりありません。
ここではバガン入域料(2万5,000チャット)のチェックが行われているため、まだチケットを持っていない場合はここで購入する必要があります。
こちらはタクシーのドライバーや馬車の運転手もよく知っている場所なので、Eバイク以外の方法でも訪れることもできますよ。



ちなみに、自分はまだ訪れたことがありませんが、この場所の近くには「スラマニ・ポンドの丘」という別の丘もあるそうです。
▼ニャウンラパット・ポンドの丘の場所
オーク・チャウン寺院(Oak Kyaung Temple)


オーク・チャウン寺院(Oak Kyaung Temple)は、バガンのミンカバー村から南東に1キロ、ニュー・バガンから北に2キロ地点の場所にある小さな寺院です。
アクセスは少し不便ですが(Eバイクが基本)、寺院上部に登ることができるので、以前見られたバガンの絶景に近い景色を楽しめます。
寺院の保存状態も良いので、今後登楼が禁止される可能性も低いでしょう。
バガンでは貴重な遺跡に登って夕日が見られる場所になるので、機会があればぜひ訪れてみてください!
▼オーク・チャウン寺院の場所
チャウミャモー・パゴダ(Kyauk Myat Maw Pagoda)


チャウミャモー・パゴダ(Kyauk Myat Maw Pagoda)は、エーヤワディー川沿いにたたずむ仏塔です。
こちらは雄大なエーヤワディー川を手前に、山奥に沈む夕日を見られるポイント。
こちらもアクセスはEバイクが前提になりますが、パゴダと夕日、そして広大なエーヤワディー川とのコラボを見てみたい人にはおすすめのスポットですね。
▼チャウミャモー・パゴダの場所
まとめ:バガンのサンセットはまだまだ捨てたものではありません
仏塔には登れなくなってしまったとは言え、バガンの夕日はまだまだ捨てたものではありません。
新しく鑑賞用として作られた丘があるほか、場所は限られますが登楼ができる寺院も存在します。
バガンの遺跡巡りは基本的にEバイクの利用が前提になりますが、タクシーや馬車、また現地オプショナルツアーを利用してのサンセット鑑賞も可能です。
余談ですが、地元の観光業の人たちからは仏塔の登楼再開の声が根強いので、今後の動向には注目ですね。
現状は、上記で紹介したサンセット鑑賞におすすめの場所を参考に、バガンに来たからには欠かせない夕日鑑賞を楽しんでください!
それでは、良いミャンマー旅行を(^^)
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